世界中から大勢の観客が訪れることが見込まれるカタールW杯 [写真]=Getty Images
2022 FIFA ワールドカップ カタールの決勝戦が行われる新スタジアムのデザイン・構想が15日、発表された。
現在建設中で、W杯決勝戦が行われるルサイル・アイコニック・スタジアムは8万人を収容予定。世界中から大勢の観客が押し寄せても混雑が生まれないよう、スタジアム外にはかなり大きめなスペースが用意されることとなった。
また、スタジアムの外観は近代的なスタイリッシュなデザインとなっており、スタジアム内は観客がどの位置から見ても見やすいような設計となっているという。ただ、近年のサポーターがピッチに乱入する件を踏まえてか、観客とピッチを近づけすぎないように、ピッチの四方を広告看板が囲うように配置されるデザインとなっている。
ルサイル・アイコニック・スタジアムは中東で初めて開催されるワールドカップで使用される最大の会場となる予定。カタールの首都ドーハから15kmに位置するこのスタジアムでは、ワールドカップのオープニングゲームも行われるという。
初の冬開催が決まっているカタールW杯は、7都市全12会場で行われる予定。そして12カ所の会場のうち、8つのスタジアムが新設されることになっている。なお、カタールワールドカップは2022年11月21日に始まる。
カタールの最高執行委員会のハッサン・アル・タワディ事務総長は、新スタジアムについての発表会で次のようにコメント。ワールドカップ終了後、スタジアムは多目的なコミュニティハブに変身する構想も明かした。
「2022年FIFAワールドカップ開催の権利を獲得してから8年経った今、世界を驚かせることを期待している」
「新スタジアムのこの素晴らしいデザインにより、今日もまた世界を驚かせることを誇りに思う」
「新しいスタジアムは過去の象徴であり、エキサイティングな未来の象徴でもある。ワールドカップが終わったら、新しいコミュニティの中心になるだろう」
なお、カタールでは新スタジアム建設にあたる移民労働者への扱いに関して人権団体から非難が集中している。
By サッカーキング編集部
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