スペイン代表がジョージア代表に勝利した [写真]=Getty Images
カタール・ワールドカップ欧州予選のグループB第2節が28日に行われ、ジョージア代表とスペイン代表が対戦した。
初戦のスウェーデン戦に敗れたジョージアと、ギリシャと1-1で引き分けたスペインが対戦。ともに初勝利を目指す一戦となった。前回対戦は2016年6月に行われた国際親善試合で、ジョージアが1-0で勝利している。なお、スペインのDFペドロ・ポーロは初先発で代表デビューを飾り、FWブライアン・ヒルとMFペドリも初先発を果たした。
立ち上がりからジョージアが引いて守り、スペインがボールを持つ時間が長くなる。スペインは11分、ブライアン・ヒルが仕掛け、こぼれたところをフェラン・トーレスがエリア内から狙う。しかし、シュートはGKにセーブされた。
ジョージアは18分に決定機。右サイドのCKからクヴィチャ・クワラツヘリアがヘディングで合わせるが、GKウナイ・シモンにセーブされた。スペインは42分、相手エリア内でヒルからペドリとつないでフェラン・トーレスがエリア内中央から左足でシュートを打つが、枠を捉えることはできない。
試合を動かしたのはジョージアだった。前半終了間際の44分、右サイドから崩し、エリア手前のオタル・キテイシュビリから左サイド前方でボールを受けたクワラツヘリアがエリア内に侵入し、左足でシュート。ボールはゴール右に吸い込まれた。
1点ビハインドで後半へ折り返したスペインは56分、同点とする。エリア手前でボールを拾った途中出場のダニ・オルモが左サイドに展開し、ジョルディ・アルバがクロスを上げる。ゴール前でアルバロ・モラタがスルーすると、フェラン・トーレスが押し込んだ。
スペインは90分、ペドリがドリブルでエリア手前まで仕掛けるが、引いて守るジョージアを崩すことはできない。しかしスペインは試合終了間際の後半アディショナルタイム2分、エリア手前で縦パスを受けたオルモが振り向いて右足でシュートを放つと、ボールはGKの手を弾いてゴール右上に吸い込まれた。
ジョージアは後半アディショナルタイム4分にレバン・シェンゲリアがペドリに対する危険プレーで一発レッドカードで退場する。試合はこのまま終了。スペインが終了間際の劇的逆転弾でジョージアに勝利。カタール・ワールドカップ欧州予選初勝利を挙げた。ジョージアは開幕2連敗となった。
次節は31日に行われ、ジョージ代表はアウェイでギリシャ代表と、スペイン代表はホームでコソボ代表と対戦する。
【スコア】
ジョージア代表 1-2 スペイン代表
【得点者】
1-0 44分 クヴィチャ・クワラツヘリア(ジョージア代表)
1-1 56分 フェラン・トーレス(スペイン代表)
1-2 90+2分 ダニ・オルモ(スペイン代表)
By サッカーキング編集部
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