追加点を決め喜ぶサネとキミッヒ [写真]=Getty Images
FIFAワールドカップカタール2022欧州予選・グループI第4節が2日に行われ、リヒテンシュタイン代表とドイツ代表が対戦した。
長年に渡り率いたヨアヒム・レーヴ氏がEURO2020をもって退任し、ハンジ・フリック新監督のもと初の公式戦となったドイツ。スタメンには主将を務めたジョシュア・キミッヒに加え、カイ・ハフェルツやティモ・ヴェルナー、イルカイ・ギュンドアン、レロイ・サネらが名を連ねた。
試合はアウェイのドイツが主導権を握り、リヒテンシュタインが自陣で引いて守る展開に。18分、ドイツはキミッヒが浮き球をゴール前に送ると、飛び込んだロビン・ゴセンスが頭で合わせるもこれはポストに弾かれる。そしてスコアレスで迎えた41分、ジャマル・ムシアラのパスにヴェルナーが抜け出すと、一対一を冷静に沈め新体制初ゴールをあげた。
ドイツの1点リードで試合は前半を折り返すと、後半もドイツの一方的な流れが続く。しかしギュンドアン、ニクラス・ジューレ、マルコ・ロイスらに訪れたシュートチャンスはリヒテンシュタインの分厚い壁に阻まれ、なかなか試合を決定づける追加点は生まれない。
それでもリヒテンシュタインの反撃は許さず1-0で迎えた77分、サネがエリア内で素早い斑点からコースを作り左足を振り抜くと、これがサイドネットへと突き刺さって待望の追加点に。その後は注目株フロリアン・ヴィルツをA代表デビューさせるなど、余裕を持った試合運びでゲームを締めた。
このまま試合は終了。フリック新体制のドイツは、新たな船出となるその初陣を勝利で飾った。
次節、ドイツはホームでアルメニア代表と、リヒテンシュタインはアウェイでルーマニア代表とそれぞれ5日に対戦する。
【スコア】
リヒテンシュタイン代表 0-2 ドイツ代表
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト