スイスとイタリアの好勝負はドローに終わる [写真]=Getty Images
FIFAワールドカップカタール2022欧州予選・グループC第5節が5日に行われ、スイス代表とイタリア代表が対戦した。
2日に行われたブルガリア代表戦ではドローに終わったイタリア。この日は敵地に乗り込み、主力のグラニト・ジャカやジェルダン・シャチリが不在のスイスと対戦した。
この試合最初の決定機は19分。マヌエル・ロカテッリのスルーパスに抜け出したドメニコ・ベラルディが一対一を迎えるも、このシュートはGKヤン・ゾマーのセーブに阻まれた。その後もロレンツォ・インシーニェらにチャンスが訪れたイタリアだったが決めきれず、逆に42分にはスイスのFKから、マヌエル・アカンジのヘディングシュートでゴールを脅かされて肝を冷やす。前半はイタリア優勢のまま、スコアレスで終了する。
すると後半も主導権を握ったイタリアは51分にビッグチャンス。クリアミスを拾った流れからベラルディがエリア内で倒されPKを獲得する。しかしPKの名手ジョルジーニョのキックはゾマーの手にキャッチされ、またとない先制の機会を逃す。
攻勢を強めたいイタリアはその後、59分にフェデリコ・キエーザとニコロ・ザニオーロを同時投入。72分にはジョルジーニョの浮き球パスにインシーニェが抜け出しチャンスとなるも、左足でのシュートにはまたしてもゾマーが立ちはだかった。
終盤にかけてはホームのスイスも勢いを取り戻し一進一退の攻防が繰り広げられるも、最終的に試合はスコアレスドローに。イタリアはこれで2戦連続ドローとなり、3勝2分というグループでの成績となっている。
またイタリアは、この引き分けで公式戦36試合無敗を達成。これはブラジル代表が1993年から96年にかけて達成した世界記録と並ぶこととなった。
次節、スイスはアウェイで北アイルランド代表と、イタリアはホームでリトアニア代表とそれぞれ8日に対戦する。
【スコア】
スイス代表 0-0 イタリア代表
By サッカーキング編集部
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