W杯の“2年ごと開催”について、FIFProと各国選手会が選手に対してアンケートを実施 [写真]=Getty Images
現在4年に1度開催されているFIFAワールドカップを2年に1度開催する案について、国際プロサッカー選手会(FIFPro)と各国選手会がアンケートを行った結果、「反対」が過半数を占めた模様だ。15日に、イギリスメディア『BBC』が報じている。
『BBC』によると、FIFProと各国選手会が調査したところ、選手の75%が「ワールドカップを4年に1度開催するべき」と考えていることが明らかになった。国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は、2021年10月にワールドカップを2年に1度開催する案について問われると「それでワールドカップの魅力が薄れるわけではない」と述べており、あくまで2年ごとの大会開催が有意義なものになり得るとしていた。
なお、FIFProと各国選手会による調査は、6大陸70カ国以上、1,000人以上の選手を対象に行われた模様。また、ヨーロッパとアジアでは77%の選手が現行日程(4年ごとの大会開催)の維持を支持し、アメリカ大陸では63%、アフリカでは49%にとどまった。
さらに、81%の選手が、好きな大会として「国内リーグ」と「現行の4年サイクルのワールドカップ」のいずれかを挙げており、FIFProのジョナス・ベアホフマン事務総長は「選手にとって、国内リーグがいかに重要であるかを示している。選手のためにも、プロサッカー全体の安定のためにも、リーグを強化するためにもっと努力しなければならない」と語っている。
By サッカーキング編集部
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