FIFAワールドカップカタール2022のヨーロッパ予選プレーオフが29日、各地で行われた。
10カ国の本大会出場が決まっているヨーロッパ。残る出場国3枠は、10組に分かれて行われた予選の各組2位にUEFAネーションズリーグの上位2カ国を加えた計12カ国で争う。3つのトーナメントに4カ国ずつがわかれ、それぞれの勝者が本大会出場権を手にする。
【Path C】はトルコを退けたポルトガルと、イタリアを下した北マケドニアの決勝となった。準決勝でイタリアを堅守で苦しめて劇的勝利を挙げた北マケドニアだったが、32分に失点を喫する。ハーフウェイライン付近での横パスをブルーノ・フェルナンデスにカットされると、ボールを受けたクリスティアーノ・ロナウドとのワンツーで崩されて、B・フェルナンデスにそのままゴールを奪われる。
後半に入って65分にポルトガルは自陣でボールを奪うとカウンターで左サイドに流れたディオゴ・ジョッタからピンポイントクロスがB・フェルナンデスへ通って追加点。2-0で勝利し、6大会連続8回目のW杯出場を決めた。
【Path B】の決勝では、ともに前回大会に出場しているポーランドとスウェーデンが対戦。前半はスウェーデンがチャンスを作るが得点できずに折り返すと、後半早々の49分にポーランドがPKを獲得してロベルト・レヴァンドフスキが冷静に決めて先制する。72分にも相手DFのボール処理が長くなったところを奪ったピオトル・ジエリンスキが追加点を決めて、ポーランドがリードを広げる。守備陣も無失点に抑え、2-0で勝利したポーランドが2大会連続9回目のW杯出場権を獲得した。
なお、【Path A】はウェールズがオーストリアに勝利して決勝にコマを進めているが、準決勝もう1試合のスコットランドvsウクライナがロシア侵攻の影響で延期となっているため、6月に残る試合が開催される見込みとなっている。
なお、ヨーロッパ予選からは各組首位通過でドイツ、デンマーク、フランス、ベルギー、クロアチア、スペイン、セルビア、イングランド、スイス、オランダの10カ国が先んじて本大会出場を決めている。
By サッカーキング編集部
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