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ワールドカップ出場チームの“愛称”を一挙紹介! 我らが「SAMURAI BLUE」が挑むのは…<グループE〜H>

2022.11.02

[写真]=Getty Images

 11月20日に開幕するワールドカップ・カタール大会に出場する全チームのニックネームを紹介しよう。前回のグループA~Dに続き、今回はグループE~Hまでの残り16チームを見ていこう。

■グループE

スペイン代表
愛称=ラ・ロハ
赤を基調としたユニフォームのため、スペイン語で「赤色」を意味する愛称が付けられている。ちなみに、1920年アントワープ五輪で銀メダルを獲得したスペインの五輪代表は「ラ・フーリア・ロハ(赤の猛威)」と呼ばれ、一時はそれが定着したこともあったそうだ。

コスタリカ代表
愛称=ロス・ティコス
「ティコス」は「ティコ」の複数形でコスタリカの男性を意味する。女性は「ティカ」のため女子代表は「ラス・ティカス」と呼ばれる。コスタリカの国旗も赤、白、青の三色のため「ラ・トリコロール」の愛称で呼ばれることもある。

ドイツ代表
愛称=ナツィオナルエルフ
「ナツィオナルエルフ」は愛称というよりも、単純にドイツ語で「代表チーム」を意味する言葉だ。過去には、元代表FWオリヴァー・ビアホフらが中心となって2015年にドイツ語で「ザ・チーム」を意味する「ディー・マンシャフト」を正式なチームの愛称として定めたこともあった。しかし、この愛称は国内で物議を醸し、今年7月に使用撤廃が発表された。今は、各々が好きな呼び方で呼ぶようになっているという。

日本代表
愛称=サムライブルー
日本代表の愛称と言えば、「SAMURAI BLUE(サムライブルー)」だ。これは2009年10月、日本サッカー協会が新しいエンブレムと共に発表したもので、日本代表のチームカラーである「BLUE」にちなんでつけられた。ちなみに女子代表の「なでしこジャパン」という愛称は、2004年のアテネオリンピック前に誕生。男子代表の「SAMURAI BLUE(サムライブルー)」よりも歴史は古い。

■グループF

▼ベルギー代表
愛称=デ・ローデ・ダイフェルス
「赤い悪魔」の意。1900年代に行われたオランダ代表との試合で、オランダメディアがベルギー選手について「悪魔のようなプレーぶり」と報じた。ベルギーは赤いユニフォームを着用していたため、「赤い悪魔」という愛称が誕生したという。

▼カナダ代表
愛称=レ・ルージュ
カナダの公用語は英語とフランス語。そのためフランス語で「赤」を意味する「ルージュ」が愛称になっている。また、カナダ人を意味する俗語の「カナックス」の愛称で呼ばれることも。それからアメリカ代表の「USMNT」同様に、記事では「CanMNT(カナダ・メンズ・ナショナル・チーム)」と略されることがある。

▼モロッコ代表
愛称=アスワド・アルアトラス
アラビア語で「アトラス・ライオン」という意味だ。モロッコの国獣はアフリカ北部に生息していた野生絶滅種の「バーバリライオン」で、その別名が「アトラス・ライオン」だ。モロッコなどにまたがるアトラス山脈に生息していたという。

▼クロアチア代表
愛称=ヴァトレニ
「ヴァトレニ(炎の男)」という言葉を作ったのは、クロアチアの作家ヨシプ・プルデウス。彼が1996年にフットボールアンセム「11 Vatrenih(11人の炎の男たち)」の歌詞を書き、代表チームの愛称として定着したという。その他には、国旗やユニフォームの「チェック柄」を意味する「Kockasti(コツカスティ)」と呼ばれることもある。

■グループG

ブラジル代表
愛称=セレソン
「セレソン」はポルトガル語で「セレクション(選抜)」の意味で、いわゆる「代表チーム」ということだ。今ではお馴染みのカナリア色のユニフォームは1954年のワールドカップから着用されており、その色にちなんで「カナリーニョ」の愛称で呼ばれることもある。2016年に誕生したブラジル代表の公式マスコットも「カナリーニョ」という名前のカナリア(鳥)だ。

▼セルビア代表
愛称=オルロヴィ
セルビア語で「イーグルズ(ワシ)」の意。セルビアの国旗には白い双頭のワシが描かれているのだ。セルビアサッカー協会が今回のワールドカップに向けて公開したプロモーションビデオでは、飛び立ったワシが最終的にドラガン・ストイコヴィッチ代表監督の肩に止まるという演出になっている!

▼スイス代表
愛称=Aチーム、ラ・ナティ、ロッソクロシアーティ
フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロマンシュ語と4つの公用語を持つスイスでは、代表チームにも複数の愛称がある。「ラ・ナティ」は“ナショナルチーム”の略。「ロッソクロシアーティ」は、赤字に白の十字架を描いたスイス国旗にちなんで、イタリア語で「赤い(ロッソ)十字軍(クロシアーティ)」という意味を持つ。

▼カメルーン代表
愛称=レ・リオン・アンドンプターブレ
最も格好いいニックネームの1つとして知られるのがカメルーン代表だろう。「レ・リオン・アンドンプターブレ(Les Lions Indomptables)」はフランス語で「不屈のライオン」を意味する。百獣の王であるライオンは、カメルーンの国獣だ。

■グループH

▼ポルトガル代表
愛称=セレソン
ポルトガル代表もブラジル代表と同じように「セレソン」と呼ばれるが、国外ではブラジル代表と区別するために「セレソン・ダス・キナス(五点形の代表)」と呼ばれることがある。五点形とはエンブレムの中心に描かれている5つの盾のこと。これはポルトガルにとって重要なアイコンで、初代国王がイスラム軍との戦いで敵の王を5人倒したことを意味するそうだ。

▼ガーナ代表
愛称=ブラック・スターズ
国旗に記された「黒い星」がニックネームとなっている。この黒い五芒星はアフリカの自由の象徴で、1957年にガーナ国旗がデザインされた際に「赤、金、緑」の三色旗に「黒い星」があしらわれた。ちなみに、U-20代表チームの愛称は「星」ではなく「衛星」が用いられて「ブラック・サテライツ」、U-17代表チームは「小さい星」で「ブラック・スターレッツ」となる。

▼ウルグアイ代表
愛称=ラ・セレステ
「ラ・セレステ」は、国旗やユニフォームに使用されている「水色」を意味する。また「ロス・チャルアス」や「ラ・ガラ・チャルア」と呼ばれることもある。チャルアは南米の先住民族である「チャルア族」のことで「ラ・ガラ・チャルア」は「チャルア族の爪」という意味だ。

▼韓国代表
愛称=テグッチョンサ
韓国語で「太極戦士」の意。さらに韓国サッカー協会のシンボルである虎にちなんで「アジアの虎」と呼ばれることもあるという。

(記事/Footmedia

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By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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