メッシが母国のW杯歴代最多出場記録を更新 [写真]=Getty Images
FIFAワールドカップカタール2022・グループC第3節(最終節)が11月30日に行われ、アルゼンチン代表がポーランド代表を2-0で下した。同試合にフル出場したリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン/フランス)が、FIFAワールドカップにおけるアルゼンチン代表の歴代最多出場試合数を更新した。
今大会の開幕戦でサウジアラビア代表にまさかの黒星を喫したアルゼンチン代表は、続く第2節でも強固な守備ブロックを敷くメキシコ代表に大苦戦。決定機が作れないまま後半に突入したものの、メッシとエンソ・フェルナンデス(ベンフィカ/ポルトガル)のゴールでなんとか勝ち切った。迎えた第3節、勝てば他会場の結果を待たずにグループ突破を決められるアルゼンチン代表は、開始直後からアグレッシブな姿勢を見せる。メッシはPKを失敗したものの、後半にアレクシス・マック・アリスター(ブライトン/イングランド)、フリアン・アルバレス(マンチェスター・C/イングランド)が得点し、2-0で完勝。グループ首位通過を決めていた。
5大会連続でFIFAワールドカップに出場した母国初の選手となっているメッシは、ポーランド代表との一戦にもフル出場。この試合で、メッシのFIFAワールドカップ通算出場試合数は「22」となった。AFA(アルゼンチンサッカー協会)によると、この数字は、かつて母国をワールドカップ制覇に導いたディエゴ・マラドーナ氏の保持していた歴代最多出場試合数「21」を上回る記録。過去4大会に出場したマラドーナ氏を超え、アルゼンチン代表のワールドカップ歴代最多出場記録を更新した。
メッシは初めて出場した2006年のドイツ大会こそ全5試合中3試合の出場にとどまったが、以降は全試合に先発出場。2010年の南アフリカ大会は5試合、2014年のブラジル大会は7試合、2018年のロシア大会は4試合、そして今回のカタール大会は3試合に出場している。なお、ブラジル大会のグループF最終節ナイジェリア代表戦以外はフル出場となっていた。
大会全体の歴代最多出場記録は元ドイツ代表MFローター・マテウス氏が保持しており、その記録は「25」だ。仮にアルゼンチン代表が決勝戦まで駒を進め、メッシが全試合のピッチに立てば、この記録は塗り替えられることとなる。
By サッカーキング編集部
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