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アルゼンチンの“心臓”デ・パウル、クロアチアとの大一番へ「明日はみんな一緒だ」

2022.12.13

豊富な運動量を武器にアルゼンチン代表を支えるデ・パウル [写真]=Getty Images

 FIFAワールドカップカタール2022・準決勝のクロアチア代表戦を前に、アルゼンチン代表のMFロドリゴ・デ・パウル(アトレティコ・マドリード/スペイン)が、自身の公式Instagram(@rodridepaul)に意気込みを投稿した。

 今大会、アルゼンチン代表はグループC初陣のサウジアラビア代表戦こそ“ジャイアントキリング”の餌食となったが、以降はリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン/フランス)が中心となって安定感のある戦いぶりを披露。第2節のメキシコ代表戦を2-0で制すと、第3節のポーランド代表戦も2-0で完勝。首位でのグループ突破を果たすと、決勝トーナメント1回戦のオーストラリア代表戦も2-1と勝利を飾った。

 9日に行われた準々決勝ではオランダ代表と激突。試合はナウエル・モリーナ(アトレティコ・マドリード/スペイン)のゴールでアルゼンチン代表が先手を取ると、後半にはメッシがPKで追加点。このままアルゼンチン代表の勝利かと思われたが、オランダ代表は途中出場のワウト・ウェクホルスト(ベシクタシュ/トルコ)が終盤に2ゴールを記録し、試合は延長戦を経てPK戦に突入した。PK戦では、“守護神”のエミリアーノ・マルティネス(アストン・ヴィラ/イングランド)が躍動。1人目のフィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール/イングランド)、2人目のステフェン・ベルハイス(アヤックス)のシュートを立て続けにストップし、アルゼンチン代表に流れを引き寄せた。最終的に、アルゼンチン代表は4人、オランダ代表は3人が成功。2014年ブラジル大会の準決勝と同様に、PK戦でアルゼンチン代表がオランダ代表を下していた。

 豊富な運動量を武器にアルゼンチン代表を支えていたデ・パウルは、この試合は右足のハムストリングを痛めたことから欠場の報道もなされていたが、なんとかスタメンに名を連ねていた。それでも、今大会5試合目にして初めての途中交代。依然として状況は万全ではないが、アルゼンチンメディア『TyC Sports』によると、既に全体トレーニングもこなしていることから、クロアチア代表との一戦でも先発する可能性が高いと見られている。

 運命の一戦を前に、デ・パウルは自身の公式Instagramを更新。オランダ代表戦のPKをベンチで見守っている自身の様子を映した動画とともに、「みんなのため、僕らのため、国のため。これまで以上に、明日はみんな一緒だ」とメッセージを発した。

 なお、デ・パウルだけでなく、アンヘル・ディ・マリア(ユヴェントス/イタリア)もクロアチア戦に間に合う見通しだ。試合は日本時間で13日の28:00(14日の4:00)キックオフ予定。テレビ朝日系列およびAbemaで生放送される。

By サッカーキング編集部

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