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ロリス、激闘を繰り広げたトッテナムの同僚にメッセージ「簡単じゃなかったけど…」

2022.12.13

ロリスが前日会見でケインに言及 [写真]=Icon Sport via Getty Images

 FIFAワールドカップカタール2022・準決勝のモロッコ代表戦を前に、フランス代表GKウーゴ・ロリストッテナム/イングランド)が前日会見に出席した。

 前回大会を制したフランス代表は、今大会も圧倒的な強さを見せつけて準決勝まで駒を進めてきた。グループDではオーストラリア代表、デンマーク代表相手に連勝を飾り、大会で最も早く決勝トーナメント進出を決めた。最終節のチュニジア代表戦は、大幅ターンオーバーの影響もあって黒星を喫したが、決勝トーナメント1回戦ではポーランド代表を3-1で撃破。続く準々決勝のイングランド代表戦も2-1で勝利しており、史上3カ国目の連覇まで残り2勝となっている。

 キャプテンとしてチームを支えるロリスは、トッテナムのチームメイトであるイングランド代表FWハリー・ケインに言及。準々決勝では54分にPKを決められ、1度は同点とされたものの、フランス代表が勝ち越しに成功した中で迎えた終盤のPKはケインが失敗。イングランド代表にとっては同点のチャンスを逃す形となってしまっていた。「イングランド代表、そしてハリーにとって難しい時間だろう」と話したロリスは「言葉を見つけるのは簡単じゃなかった。彼は休む時間が必要だったはずだから」と続け、ケインにメッセージを送っていたことを明かしている。

 また、ロリスは「彼は自分がイングランド代表のためにやってきたことを誇りに思えるはずだ。サッカーの歴史上、多くのトッププレーヤーがPKを失敗してきた。リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウドだって失敗したことがある。ハリーは顔を上げ、これからトッテナムイングランド代表を輝かせてくれることに間違いないはだろう」と語った。

 さらに、ロリスは準決勝の対戦相手についてもコメント。「スタジアムは敵地になると思うが、僕たちはどんな状況にも対応できる」と雰囲気を予測した後、モロッコ代表についても印象を口にしている。

「もちろん、モロッコにとっては既に成功の大会だ。だが、ここで終わっていいなんて誰も思っていないだろう。彼らは自国のヒーローになることを望んでいる。一方、僕らはワールドカップの準決勝という要求に応えられるよう、準備をしているんだ。そこに対戦相手は関係ない」

 フランス代表とモロッコ代表の一戦は、日本時間で14日の28:00(15日の4:00)にキックオフ予定。試合はNHKおよびAbemaで生中継される。

By サッカーキング編集部

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