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参加枠拡大の2026年ワールドカップ、「4チーム×12グループ」の可能性が浮上

2022.12.16

FIFAのインファンティーノ会長が26年W杯のフォーマット再考を明言 [写真]=Getty Images

 FIFA(国際サッカー連盟)のジャンニ・インファンティーノ会長は16日、カタールのドーハにて会見を実施し、2026年にカナダ、メキシコ、アメリカの3カ国で共催されるFIFAワールドカップについて、グループステージの開催方式を再考することを明言した。

 現在開催されているFIFAワールドカップカタール2022は、残すところ3位決定戦と決勝戦のみとなっている。世界中を熱狂させた4年に1度の大会が終結に近づいている中、インファンティーノ会長は次回大会の開催フォーマットに言及。次回大会から参加チーム数が現行の「32」から「48」に拡大することに伴い、当初の案ではグループステージを「3チーム×16グループ」とする予定だった。各チームが2試合を戦った後、グループの上位2チームが決勝トーナメントに進出。現行の「16」チームによる決勝トーナメントから、「32」チームによる決勝トーナメントの開催が計画されていた。

 しかし、今大会ではグループステージ第2節を終了した時点で決勝トーナメント進出を決めていたチームはフランス代表、ブラジル代表、ポルトガル代表の3チームのみ。突破が“ほぼ確実”という状況で最終節を迎えたチームもイングランド代表などごく僅かで、多くのチームが決勝トーナメント進出の可能性を残して最終節を迎えた。今大会について、インファンティーノ会長も「4チームによって争われたグループステージが成功を収めた」と認めている。次回大会については「3チームで16グループなのか、4チームで12グループなのか、開催方式を再検討しなければならない」と話しており、グループステージのフォーマットを再考することを明言した。

 現時点で決定時期などは未定。3チームによる開催の場合は試合のキックオフ日時によって各チーム突破の条件が異なってくることから、物議を醸していた。一方、「4チーム×12グループ」とした場合、決勝トーナメントを16チームで行うならばグループを2位で終えても突破できないチームが生まれる。果たして、2026年大会のグループステージはどのようなフォーマットに決まるのだろうか。

By サッカーキング編集部

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