FOLLOW US

DFロブレン、クロアチア代表からの引退を発表…W杯では18年大会準優勝や22年大会3位に貢献

2023.02.23

ロブレンがクロアチア代表からの引退を発表 [写真]=Getty Images

 リヨンのクロアチア代表DFデヤン・ロブレンが23日、クロアチア代表からの引退を発表した。

 ロブレンは2009年に代表デビュー。以降13年間で78試合に出場した。ワールドカップ本大会には3大会連続で出場し、2018年のロシア大会では準優勝、2022年カタール大会では3位入賞に貢献した。クラブキャリアでは、リヨン、サウサンプトン。リヴァプールなどでプレーし、2019-20シーズンにはプレミアリーグ優勝を経験した。

 ロブレンからのメッセージは以下の通り。

「親愛なるチームメイト、親愛なるクロアチアのファンへ

今日はいくつか悲しいニュースを伝えることになるが、私を信じてください。発表しようとしている決定は、オープンな心で、そして多くの検討の末に下したものです。この手紙を書いている間、泣かないように最善を尽くしていますが、皆が私を心のある男であり、感情を隠さない男であるのを知っていることを願っています。

クロアチア代表に最後の別れを告げる時が来ましたが、私は永遠に“ヴァトレニ”(クロアチア代表の愛称/「炎の男」の意)の熱心なサポーターであり続け、今後の各試合でチームを応援し続けます。

子どものころ、私は大きな大会でプレーし、その赤と白(クロアチア代表のチームカラー)のシャツを身に纏うことを夢見ていました。私は9歳の時に初めてクロアチアのチェッカー(チェック柄)を着たが、スーパーマンのマントを着たような特別な感覚を決して忘れません。私は、お気に入りのスーパーヒーローのように、力強く、自信に溢れ、恐れを知らないと感じました。

言葉では、その気持ちを完全に説明するのは難しい。

2009年10月8日、クロアチア代表での初出場を永遠に覚えています。

各アンダー年代の代表チームでプレーしましたが、常にその頂点に到達し、フル代表に呼ばれたいと思っていました。私にとって、“ヴァトレニ”でプレーすることで、全世界に自分が出来ることを表現することが出来た。

正直なところ、最初はもっと自分に期待していました。自分のプレーに失望した試合が何度かあり、もっと多くの力を出せたと思いましたが、上手くいくまでに時間がかかりました。さらに痛々しいほど正直に言うと、ある時点で、引退する時が来るずっと前に“ヴァトレニ”を離れることさえ考えていました。私は若く、あまり忍耐強くありませんでした。結局、私は自分の心に耳を傾け、プレーを続けました。ファンの皆がその決定の大部分を占めていました。

私の代表チームの物語で最も美しい章は、過去5年間。特に2018年と2022年です。正直に、これは私にとってまだ完全に夢の中です。非常に多くの感情があり、これらの経験を言葉にするのは難しいと思います。私はそのような瞬間を経験出来ることを期待して、人生を生きてきました。そして、それらが来た時、大きな誇りを持つことが出来た。これらの思い出は、私の心に永遠に残ります。

スラヴェン・ビリッチ、イゴール・シュティマツ、ニコ・コヴァチ、アンテ・チャチッチ、ズラトコ・ダリッチ、一緒に仕事をした全ての監督に感謝したいです。皆さん1人1人が私に足跡を残してくれました。そして、あなたがたが教えてくれたことにいつも感謝しています。

この美しく、忘れられない旅を共にしてくれた元チームメイト、現在のチームメイト全員に感謝したい。私達には浮き沈みがあり、共に泣き、共に祝いました。そして、それはいつも私の心の中にあります。10年以上皆とプレーしてきました。私は皆を兄弟として来ています。そして、私の最も困難な瞬間に私のそばにいてくれました。ありがとう。

最初の日から一緒にいる裏方の皆さんにも感謝しています。ここに全て載せることは出来ませんが、私たちは皆、彼らが誰であるかを知っています。皆無しでは何もありませんでした。

最後にもう1つ言いたいのは、私は選手を辞めるかもしれないが、少なくとも新しいファンを獲得しているということだ。これまでのように、寄り添い合いましょう。なぜなら、私たちの団結は、常に他と際立たせる唯一の品質であり、それが私たちの最大の強みだからです。

心より感謝しています。

デヤン」

By サッカーキング編集部

サッカー総合情報サイト

世界のサッカー情報を配信する国内最高峰のサッカー総合メディア。日本代表をはじめ、Jリーグ、プレミアリーグ、海外日本人選手、高校サッカーなどの国内外の最新ニュース、コラム、選手インタビュー、試合結果速報、ゲーム、ショッピングといったサッカーにまつわるあらゆる情報を提供しています。「X」「Instagram」「YouTube」「TikTok」など、各種SNSサービスも充実したコンテンツを発信中。

SHARE

SOCCERKING VIDEO