フランス女子代表を率いるルナール監督 [写真]=Getty Images
フランス女子代表を率いるエルベ・ルナール監督が女子サッカー界の給料面について言及した。26日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。
現在開催中の、『FIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023』に参加しているフランス女子代表。同国代表の指揮官を務めるルナール監督は、「女性はまだ少し我慢しなければならない」と男子サッカー選手と女子サッカー選手の給与格差について自身の見解を述べた。
同氏は、「女子サッカーへの関心が高まるにつれて、商業的価値と魅力も高まるだろう」と口にしながら、「1000食を提供するレストランと、300食を提供するレストランがあったとしても、(収入は)同じではない。サッカーも同じだ。ビジネスなんだ」と両者の収益源が現状では違いすぎると主張している。
FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長が「女性にはそれ以上の権利があり、私たちは女性たちのために、そして女性たちとともに戦うためにいる」と女子サッカーの報酬面に対して問題を提起するなど、男女の給与格差が話題となっているサッカー界。今大会の開幕戦となったニュージーランドvsノルウェーの一戦では、4万2137人の入場者数を記録するなど目覚ましい進歩を続ける女子サッカーだが、ルナール監督は格差を埋めために、まだ少し時間がかかると考えているようだ。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト