ノルウェー戦の前日会見に出席した長谷川 [写真]=須田康暉
FIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023決勝トーナメント1回戦のノルウェー戦を控え、なでしこジャパン(日本女子代表)の池田太監督と長谷川唯が前日会見に出席した。
グループステージを3連勝無失点の首位で通過した日本。一発勝負となる決勝トーナメントに向けて長谷川は、「ノックアウトステージでも一番大事なのは失点しないことだと思っています」と、しっかりとした準備と対応で大会無失点を続ける守備の重要度に触れ、「いろいろな選手が得点を取れていることで、チームとして得点を取れる自信もあります。それをプラスを生かすのは失点しないこと。前の選手が思い切ってできるように、自分であれば後ろの選手と協力してしっかり守っていくことが、ここから先のノックアウトステージで一番大事な部分だと思います」と続けた。
一戦必勝の試合に向け、「これまでの親善試合などと少し違うものを見せることになるかもしれないですが、リスクを負わないところでも発揮できること、勝負だからこそというプレーをしっかり見せていきたいです。個人的には得点もそうですが、守備でチームに貢献できるよう、誰よりも多く走ってボールに関わるところを見せたい」と勝利を第一に意気込む。
長谷川も出場した前回の2019年大会はベスト16でオランダに敗れて敗退。「前回大会のチームとしての結果と、今回のチームで比べていないというか、このチームはこのチームで戦っている意識」と長谷川は強調し、個人としての反省は個人で生かす必要があるとしつつ、「チームとして前回大会を越えるといった比較をすることなく、一番上だけを目指してやりたい」と力強く話している。
ノルウェーとの決勝トーナメント1回戦は5日20時(日本時間5日17時)キックオフ。NHK総合で生中継される。
By 小松春生
Web『サッカーキング』編集長