決勝ゴールをマークした韓国代表のFWソン・フンミン(写真は2024年6月)
韓国代表は10日、『FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)』のグループB第2節でオマーン代表と敵地で対戦。1-3で勝利した。
最終予選の初戦、パレスチナ代表相手にホームでスコアレスドローという結果に終わった韓国は、その一戦でベンチスタートだったFWファン・ヒチャン(ウルヴァーハンプトン)、FWオ・セフン(FC町田ゼルビア)らをスタメンに抜擢。最前線にオ・セフンを配し、2列目に欧州で活躍するFWソン・フンミン(トッテナム)、MFイ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)、ファン・ヒチャンの3選手を並べた。
立ち上がりからオーマン陣内で試合を進める韓国は10分、ゴール正面やや左の位置でソン・フンミンからのパスを受けたファン・ヒチャンがボックス手前から右足を一閃。ゴール左下を狙ったシュートがネットを揺らし、韓国が先手を奪う。
その後はオマーンも攻め入る場面を作るが、決定機は訪れないまま前半アディショナルタイムに突入する。すると45+2分、オマーンが左サイドでFKを獲得。MFハリブ・アル・サーディが右足でゴール前に鋭いクロスを送ると、ニアサイドのDFアハメド・アル・ハミシが頭ですらしたボールがゴール右に吸い込まれ、オマーンが試合を振り出しに戻した。
未勝利のまま9月の連戦を終わるわけにはいかない韓国は51分、ボックス内でルーズボールを争ったソン・フンミンが足をかけられたとしてPKを獲得。しかしVARが介入し、フィールド・オン・レビューの末にソン・フンミンが足をかけたとの判定となりPKは取り消しに。イ・ガンインが左足で際どいシュートを放つ場面もあったが枠を捉えきれないまま時間は経過した。
それでも82分、ゴール正面の位置でDFと入れ替わったソン・フンミンが前を向くと、ボックス手前から左足でシュート。これが見事ゴール左に決まり、韓国が勝ち越しに成功した。最終盤は前がかりとなるオマーンとカウンターを狙う韓国というオープンな展開となり、90+11分には途中出場のFWチュ・ミンギュ(蔚山)が加点。そのまま3-1で勝利した韓国が勝ち点3を獲得し、9月の2連戦を1勝1分けという形で終えた。
【得点者】
0-1 10分 ファン・ヒチャン(韓国)
1-1 45+2分 アハメド・アル・ハミシ(オマーン)
1-2 82分 ソン・フンミン(韓国)
1-3 90+11分 チュ・ミンギュ(韓国)
By サッカーキング編集部
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