前節のセイラーズ戦の勝利から気持ちを切り替え、首位追走のためには勝ち続けることが必要なアルビレックス新潟シンガポール。
チャンスは序盤からやってくる。相手GKのフィードを狙っていた国本がそのまま前線に供給、杉田が技ありコントロールで相手をかわしてシュート。バーに当たってルーズになったボールを田中選手が頭でたたき込んで先制。幸先よくリードを奪う。
一方でタンピネスはボリスにボールを集めて攻撃を試みるが、キャプテンの小林洵を中心に守り、前半を無失点で折り返す。
後半に入り15分、プレッシャーをかけ続けたことで相手のミスから中盤で奪い、オフサイドギリギリでイルハンが抜け出し、ゴールへ角度がありながらも最後はうまくボールを浮かせてキーパーの上を越えて追加点。スタジアムのボルテージは一気に最高潮へと達する。
しかしその5分後には再三ボールを集めていたボリスにパワープレー気味に押し込まれ、失点。流れが少しタンピネスに傾き始め、64分には相手のカットインからのシュートがディフェンスにあたりコースが変わって難しいボールになったが、GK古賀がギリギリでスーパーセーブ。集中した守備で決して同点にはさせない。
良い守備からの68分、キャプテン小林洵がコーナーキックで完全に相手に競り勝ち、頭でたたき込む。相手GKも反応するが判定はラインを超えてゴールイン。まさに気持ちがこもった素晴らしいゴールでチームを救う。
さらなる得点で試合を終わらせたいアルビS。出津、杉田を中心に右サイドを何度も開拓するが、わずかに中で合わず、追加点には至らない。
試合も終わりに近い後半38分、コーナーキックからの相手のシュートがディフェンスの手に当たった判定で相手にPKを与えてしまい、失点。試合時間がまだ少しある中で、一点差に縮められたアルビSだが、全員で集中して守備をしながらもボールを大事にして時計の針を進める。最後は時間をうまく使い、タイムアップの笛が鳴る。
終了の笛で何人かの選手がピッチに倒れる様子は試合の激しさを物語っており、最後まで一丸となって戦い苦しみながらも勝ち点3を獲得した。ホーム3連戦の初戦を勝利で飾ったアルビSは残りに試合の必勝を誓う。
2022 SPL第13節(ホーム)
【日時】
2022年7月13日(月) 19:45キックオフ
【対戦相手】
タンピネス ローバーズFC
【会場】
ジュロンイーストスタジアム
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール:3
タンピネス ローバーズFC :2
【アルビレックス新潟シンガポール得点者】
14′ 田中 幸大
60′ イルハン
68′ 小林 洵
■次節の予定
2022 SPL第14節(ホーム)
2022年5月8日(土) シンガポール時間19;45キックオフ
日本時間 20;45
Vs タンジョンパーガー ユナイテッドFC
@ジュロンイーストスタジアム
By サッカーキング編集部
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