ヴァスコ・ダ・ガマでプレーするジュニーニョ・ペルナンブカーノ [写真]=LatinContent/Getty Images
元ブラジル代表MFジュニーニョ・ペルナンブカーノが、現役引退を決断した理由を語るとともに、ファンヘの感謝を述べた。3日、『FIFA.com』が伝えている。
先日、現役引退を表明したジュニーニョ・ペルナンブカーノは、「この決断は簡単なものではなかった」と自身の決定を振り返るとともに、「これ以上続けることはできなかった」とコメント。「以前のようにトレーニングをこなせなくなってしまった。辞めるべき時が来たんだよ」と続け、引退を決断した理由を明かした。
また、所属していたヴァスコ・ダ・ガマについては、「僕を一人前の選手に育ててくれた場所」と表現。「素晴らしい時間を過ごすことができた」と語るとともに、「愛情を注いでくれた全てのファンたちに感謝しているよ」と、ファンヘの思いを口にしている。
ジュニーニョ・ペルナンブカーノは、1993年にスポルチ・レシフェでトップチームデビュー。1995年に移籍したヴァスコ・ダ・ガマで、コパ・リベルタドーレス(1998年)を制するなど、活躍を見せた。2001年にリヨンへ移籍し、欧州挑戦を果たすと、2001-02シーズンにクラブ史上初のリーグタイトルを獲得。そこからリーグアン7連覇を達成した。2006年にはリーグ年間最優秀選手に選ばれている。2009年6月に加入したカタールのアル・ガラファを経て、2011年に古巣ヴァスコ・ダ・ガマに復帰し、2013年から半年間ニューヨーク・レッドブルズでプレーした後、ヴァスコ・ダ・ガマに再復帰していた。
ブラジル代表には1999年に初選出。2006年開催のドイツ・ワールドカップでは日本戦で得点を挙げている。フリーキックの名手として知られ、無回転や強烈なカーブのかかったボールなど、様々な球種を使い分け、多くの得点を生み出した。