2006年W杯決勝後、自慢の長髪の断髪式を行ったカモラネージ [写真]=Bongarts/Getty Images
ユヴェントスで長らく活躍した元イタリア代表MFマウロ・カモラネージが、今シーズン限りで現役を退くと表明した。
現在、アルゼンチンのラシン・クラブでプレーするカモラネージは、同国ラジオに出演した際、「トレーニングが十分にできないことにフラストレーションを感じている。常にプレーしたいと思っているが、今はそれができないんだ。自分がまだ選手だとは感じているが、今の自分は好きじゃない。決断したんだ、6月に引退するとね」とコメントし、今シーズン限りでの引退を表明した。
引退後については、「監督になるよ。そのことについては待ちきれないね。目標とするのはマルチェロ・リッピだ」と話し、監督業の目標にユヴェントスやイタリア代表時代に師事した名将の名を挙げている。
37歳のカモラネージは、アルゼンチンでキャリアをスタート。メキシコやウルグアイなどでプレーし、2000年にヴェローナへ加入し、イタリアの地に渡ると、2002年からユヴェントスに在籍。2010年夏からシュトゥットガルト、2011年からラヌースに所属し、2012年夏にラシンに加入した。代表としては、2003年に祖父の国籍であるイタリアに帰化し、同国代表入り。2006年にはドイツ・ワールドカップ制覇を経験している。