ヴィヂガウのファヴェーラがあるドイス・イルモンイスの丘 [写真]=写真/LatinContent/Getty Images
2008年以降、サンタ・マルタをかわきりに各地のファヴェーラ(スラム街)に常駐の軍警察治安維持部隊(Unidade de Polícia Pacificadora)、通称UPP(ウー・ペー・ペー)が設置されてるようになってから、リオデジャネイロのファヴェーラは大きく変わりつつある。
周辺地区で商業が活性化したり、ファヴェーラを見学する観光客向けツアーを行うコムニダーヂ(コミュニティ)も出てきた。ファヴェーラのひとつホッシーニャなどでは外国人が家屋を買い取り宿泊施設を運営する例も出ているという。また、フェヴェーラは小高い丘の上にあるところが多く、住んでいる人は低所得者層が中心だが、見晴らがいいことで知られていた。
さて、そんなファヴェーラに、ベッカムが100万レアル(約40,000,000円)で家を買ったと4月9日(水)付け「ヴェージャ」(電子版)が伝えている。
場所はリオ市のゾナ・スウ(南部)に位置するヴィヂガウ。ベッカムはこの家を、今年3月初旬にリオを独りで訪れた時に買った模様。家は丘の一番上にあり、海に面していて眺めがよく、広い木製バルコニーがある建物だという。
すでにサンコンラードのビーチでサッカーバレーをしたり、オートバイで出かけたり、近くのレストランやバーに出没するベッカムの様子が伝えられているとのこと。これからはリオで彼のことをちょくちょく見かけることになりそうだ。
ベッカムはマイアミでも、ヴェルサーチがジゴロに殺されたいわくつきの豪邸を買ったばかり。そこは、それまでにも他に3人のオーナーが酷い死に方をしている物件とのことで、4人の子どもと美しい妻のいる幸せな彼には向かないと意見されていたという。
(記事/MEGA BRASIL、文/加藤元庸)