元コロンビア代表のカルロス・バルデラマ氏 [写真]=Getty Images
元コロンビア代表のカルロス・バルデラマ氏が、ブラジル・ワールドカップ開催中におけるセックスの重要性を熱弁した。コロンビアの全国紙『El Tiempo』が伝えている。
バルデラマ氏は1961年生まれの52歳。チリチリの金髪という風貌と、正確無比なパスセンスで一躍注目を浴びたコロンビアサッカー界を代表する人物だ。1990年のイタリア大会から3大会連続でW杯に出場。1990年は決勝トーナメントで敗退し、他の2大会ではグループリーグで敗退したが、異彩を放って世界中の注目を集めた。現役引退後はコーチや監督など現場での職務には就かず、コメンテーターとして活躍している。
バルデラマ氏の引退後にコロンビア代表がW杯に出場するのは今大会が初とあって、バルデラマ氏にとっても後輩たちの活躍を心から期待しているという。しかしバルデラマ氏が唱える“ワールドカップへの準備”は、色欲に満ちあふれていた。
「選手にはワールドカップ期間中にできるだけセックスをすることを強く勧めたい。セックスが男に悪影響を及ぼすことはなく、むしろプラスに作用する。私が代表の一員としてワールドカップに出ていたときはベスト8以上の成績を残せなかったが、当時代表にはワールドカップ期間中に不可解なセックス禁止令が出ていた。もしもあの当時我々がワールドカップ期間中に散々セックスをしていたら、もっと良い成績を残せていただろうと断言できる。男にとってセックスは糧となる。だからワールドカップで良い結果を求める選手は、必ずワールドカップの期間中にセックスをしろ」
バルデラマ氏がここまで性交について熱弁するのには、相応の理由がある。彼自身が代表の中心選手であった1990年のイタリアと、1994年のアメリカではそれぞれの開催地でセックスを楽しみたかったのに、当時の協会からの圧力に何も言えなかったことも背景にあるようだ。
ちなみに、バルデラマ氏の一連の発言に対してメキシコ代表のミゲル・エレーラ監督は次のように反論している。
「私はワールドカップの期間中のセックス禁止令には否定的でない。男たるもの女とセックスしたい欲望は切り離せないことは理解できるが、40日間セックスしなかっただけで死亡した男性はこの世にいないだろう。よってセックス禁止令による弊害を心配する必要はない。セックスができなくともサッカーはできる」
(記事/Cartao Amarelo)