先発出場のゲカス(左) 日本とは19日に対戦 [写真]=Getty Images
ブラジル・ワールドカップで日本代表と同じグループCに所属するギリシャ代表は6日、アメリカのハリソンでボリビア代表との国際親善試合に臨み、2-1で勝利した。
ワールドカップの初戦でコロンビアと対戦するギリシャは、そのコロンビアと同じ南米のボリビアと対戦。序盤から主導権を握ると12分、左サイドのゲオルギオス・サマラスがボックス左に侵入してゴール前のテオファニス・ゲカスにセンタリングを送る。このパスをゴールに背を向けた状態で受けたゲカスは、反転から右足でシュートを放つもボールはゴールの左に外れた。
さらに19分には、ギリシャが“伝家の宝刀”カウンターから好機を演出。左サイドを抜け出たサマラスが深い位置からクロスを上げるが、ファーサイドにフリーで待ち構えていたゲカスのボレーシュートはクロスバーを越えてしまう。しかし直後の21分、右サイドのゴールライン際からディミトリオス・サルピンギディスが上げたクロスボールをボックス中央に走り込むパナギオティス・コネがヘディングシュート。これがゴール右に突き刺さり、攻勢を続けたギリシャが先取点を挙げた。
その後も堅守を軸に決定機を与えないギリシャは、サマラスを起点とした攻撃から、したたかに追加点を狙う。50分にはロンボールを左サイドで受けたサマラスがゴール前にセンタリングを送るが、これはゲカスの手前でGKに処理された。続く51分にもサマラスを経由したカウンターからゲカスにチャンスが訪れたが、シュートは枠を捉えきれない。
ギリシャに追加点が生まれたのは54分、ニアサイドのコンスタンティノス・カツラニスがホセ・ホレバスの左CKに頭で合わせると、これがゴール右に吸い込まれた。ところが、58分にはホレバスが最終ラインで不用意なミスを犯してピンチを招く。しかし、これはボリビア攻撃陣のミスにより事なきを得た。
このあたりからオープンな展開となり始めた試合は互いにチャンスを作るようになり、70分にボリビアのルディ・カルドソが強烈なミドルシュートを放つ。これがGKの手を弾いてゴールとなったが、反撃もここまで。試合は2-1のまま終了となり、ギリシャがテストマッチ最終戦を白星で飾っている。
21分 コネ(ギリシャ)
54分 カツラニス(ギリシャ)
70分 カルドソ(ボリビア)
(記事/超ワールドサッカー)