決勝点を奪ったイェラヴィッチ(左) [写真]=Getty Images
国際親善試合が6日に行われ、クロアチア代表vsオーストラリア代表が対戦。1-0でクロアチアが勝利した。
クロアチアはグループA、オーストラリアはグループBと、互いにブラジル・ワールドカップに出場する国同士が激突したこの一戦。5月31日に行われた国際親善試合のマリ代表戦を2-1で勝利したクロアチアは、ルカ・モドリッチやマテオ・コヴァチッチなどが先発。その一方で、マリオ・マンジュキッチやイヴァン・ラキティッチはベンチからのスタートとなった。
対して、南アフリカとの強化試合を1-1で引き分けていたオーストラリアは、ティム・ケーヒルといった中心選手に加え、マーク・ミリガンやマシュー・スピラノビッチなど、かつてJクラブに所属していた選手などがピッチに立った。
ブラジルのサルヴァドールにあるアレーナ・フォンチ・ノヴァで行われたこの試合は20分、クロアチアがボックス内左からニキツァ・イェラヴィッチのマイナスボールに、エドゥアルド・ダ・シルヴァがダイレクトシュートで合わせる。しかし、シュートは相手GKマシュー・ライアンに防がれ、先制のチャンスを逃した。
対するオーストラリアは、43分にケーヒルの飛び出しからジェイソン・デイヴィッドソンがネットを揺らす。しかし、ケーヒルの位置がオフサイドだったため、ゴールとはならず。その後も互いにゴールを割ることができずに、前半はゴールレスで終了した。
0-0で迎えた後半、最初にチャンスを得たのはクロアチアだった。56分、ゴール前でエドゥアルドがFKを獲得すると、ダリヨ・スルナが右足で直接狙う。だが、シュートはゴール右上に外れた。
クロアチアは58分、モドリッチのスルーパスを受けたイェラヴィッチがネットを揺らして先制に成功。均衡を破ると、その1分後にはモドリッチとイェラヴィッチに代えて、ラキティッチとマンジュキッチを投入し、更なる追加点を狙った。
ビハインドを背負ったオーストラリアは、64分にトミー・オアーのFKが流れて枠を捉えるも、GKスティペ・プレティコサに防がれて同点とすることができない。逆に78分には、ピッチ中央でのショートカウンターからイヴィツァ・オリッチにシュートを放たれてしまった。
結局、試合はそのまま1-0で終了し、ワールドカップ出場国同士の一戦はクロアチアがオーストラリアに競り勝った。
最後の強化試合を白星で飾ったクロアチアは、12日に行われるワールドカップ開幕戦でブラジル代表と対戦。一方、強化試合で連敗し、シュート4本に終わるなど課題が残ったオーストラリアは、13日のチリ代表と戦う。
(記事/超ワールドサッカー)