ブラジル代表の監督に再就任したドゥンガ氏 [写真]=Getty Images
ブラジル代表を率いるドゥンガ新監督が、ブラジル誌『Veja』のインタビューに応じ、代表メンバーに対して喝を入れている。ブラジルサッカーサイト『Sambafoot』が伝えた。
ドゥンガ監督は同誌に対して、選手たちを集中させるために心理学者を使うつもりはないと明言。また、ブラジル・ワールドカップで、代表選手が泣く姿を見せることを批判した。
「(決勝トーナメント1回戦の)チリ戦のような、泣いているシーンは格好悪い。我々は国の代表だ。男は泣くものじゃない」
また、FWネイマールの負傷離脱に対して準決勝のドイツ戦の前に選手たちが「フォルサ・ネイマール(ポルトガル語で「頑張れネイマール」)」と書かれた帽子を被っていたことに対しても否定的なコメントをしている。
「もし戦いに行くなら、失った人に対して深く悲しんでいる暇はない。彼の代わりとなる戦士をサポートしなければならないんだ」
ドゥンガ監督は、2006年から2010年まで同代表監督を務め、2010年の南アフリカ大会でも率いたが、結果は準々決勝敗退に終わり、同大会終了後に解任。今回ブラジル大会終了後、ルイス・フェリペ・スコラーリ前監督の後任として、22日に再就任が発表された。