ヴォルフスブルク移籍が決まったベントナー [写真]=The FA via Getty Images
ヴォルフスブルクは15日、昨シーズン限りでアーセナルとの契約を満了していたデンマーク代表FWニクラス・ベントナーの新加入を発表した。
最近はピッチ上でのプレーよりも、私生活でのスキャンダルが目立つようになっていた同選手の移籍劇には、2人の男が大きな影響を与えていたようだ。17日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
2人の男とは、ヴォルフスブルクのマネージャーであるクラウス・アロフス氏と、デンマーク代表の指揮官を14年に渡って続けているモアテン・オルセン監督。両者は1986-87シーズン、ケルンでチームメートだった間柄だ。
同紙によると、ベントナーの加入は、オルセン監督がアロフス氏に獲得を勧めたことがきっかけとのことで、アロフス氏も「オルセンの言葉は信用に値すると思った」と話している。
オルセン監督にしてみれば、近年低迷しているデンマーク代表のエース復活は何よりも優先しなければならない問題。そして、アロフス氏にとっても、移籍金なしで獲得できるのであればリスクは決して多くない。
当の本人ベントナーも、ヴォルフスブルクへの加入を前向きに捉えており、「オファーについてゆっくり考えている時間はなかった。だが、今はもうポジションを奪うために懸命に働かなければならない」と、決意を語っている。
同選手は今オフ、アーセナルとの契約を満了していたが、奇行が原因で獲得を目指すクラブはこれまで現れていなかった。