無所属でけがの治療に専念すること決断したアイマール [写真]=LatinContent/Getty Images
かつてバレンシアやベンフィカなど欧州でも活躍した元アルゼンチン代表MFパブロ・アイマールが、今シーズンは無所属で治療に専念することを明言した。
1979年生まれで34歳になるアイマールは昨年マレーシアの国内リーグに移籍していたが、怪我のため8試合の出場に留まり今年4月に解雇されて以降は所属先未定の状態が続いている。2000年まで所属していた古巣リーベル・プレートがオファーを出したこともあってリーベル復帰が囁かれたが、怪我の治っていないアイマールは古巣復帰を一旦保留することを選択。アイマールはその理由を次のように説明している。
「私の原点でもあるリーベルからオファーがあったことはありがたく思っている。ただ今の自分は満足にプレイできる状態にないので、この状態で加入すればチームに余計な心配や迷惑をかけてしまうと思ってね。完治まで6ヵ月以上かかる見込みだから、今シーズンはどこにも入団しないで治療に専念することにしたんだ」
アイマールにオファーを出したリーベルは同選手の完治まで待つと伝えたそうで、アイマールは「とてもありがたいこと。赤い襷のユニフォームをもう一度着たいし、早く治したいと思っている」と心境を明かしている。
リーベルは今シーズンまで10番を付けて活躍していたMFマヌエル・ランシーニを先月、アラブ首長国連邦(UAE)のアル・ジャジーラに放出しており、ランシーニの代役を探している。アイマールが怪我を治してリーベル復帰を果たせば、十分にランシーニの代役となりうるだろう。
(文/Cartao Amarelo)