スタジアムに翻るパルメイラスの応援フラッグ [写真]=Getty Images
大聖市圏のフランコ・ダ・ロッシャ(ホッシャ)で(8月)17日に暴行され、入院中だったパルメイラス応援団員に20日に脳死判定が出たと21日付「G1」サイトが報じた。犠牲者はマンシャ・ベルデのジウベルト・トレス・ペレイラさん(30)だ。
同市内では17日朝7時頃、都電(CPTM)フランコ・ダ・ロッシャ(ホッシャ)駅付近でファン同士の抗争が2度起き、コリンチャンスファン2人から暴行を受けたペレイラさんは頭蓋骨骨折の重傷を負った。
ペレイラさんは同市内の病院で手術も受けたが、20日に脳死の判定が出て、家族が臓器寄贈を申し出た。
17日の抗争では両チーム応援団計30人が身柄を拘束され、パルメイラス側の4人が決闘と傷害、コリンチャンス側も3人が決闘と殺人未遂の罪で起訴された。ペレイラさんの死で、罪状は殺人罪に変更される。
殺人罪に問われている一人はフランシスコ・モラト市議のライムンド・ファウスチノ氏だ。同氏はマネ・ガリンシャで行われた試合でも傷害事件を起こした事があるが、弁護士は今回の事件への関与を否定している。
(記事提供/ニッケイ新聞、記事協力/MEGA BRASIL)