ユーロ2016予選が7日に開幕した。ユーロ2004優勝国のギリシャ代表は、グループFの開幕戦でルーマニア代表と対戦し、0-1で敗れた。
ブラジル・ワールドカップ終了後、かつてインテルやユヴェントスを率いたクラウディオ・ラニエリ監督を新指揮官に招へいしたギリシャは、同国の英雄であるギオルゴス・カラグーニスらが代表を引退したものの、ゲオルギオス・サマラスやコスタス・マノラスといったワールドカップでプレーした選手が先発に名を連ねた。
試合は序盤にいきなり動く。9分、ボックス右で仕掛けたルーマニアのチプリアン・マリカをホセ・ホレバスが倒してしまい、ギリシャが痛恨のPK献上。これをマリカに決められて、ギリシャは早い時間にビハインドを背負う。
失点直後から攻勢を仕掛けるギリシャは、何度かシュートシーンを作ったものの決めきれず、0-1のまま前半を終えた。
迎えた後半、53分に先制点を決めたマリカが2枚目の警告を受けて退場となったことで、数的優位を手にしたギリシャが押し込む展開となる。だが、最後の場面で精度を欠く、ギリシャの攻撃は最後までルーマニアゴールをこじ開けることはできず。試合はこのままギリシャの0-1でタイムアップ。ホームでルーマニアに敗れたギリシャは、ユーロ2016予選を黒星でスタートすることとなった。
同日行われたグループFのそのほかの試合では、敵地でハンガリー代表と対戦した北アイルランド代表が、試合終盤の2ゴールで2-1の逆転勝利。また、フェロー諸島代表とフィンランド代表の一戦は、リク・リスキの2得点などで、アウェーのフィンランドが3-1で勝利を収めている。
【スコア】
ギリシャ代表 0-1 ルーマニア代表
【得点者】
0-1 9分 チプリアン・マリカ(ルーマニア代表)
(記事/超ワールドサッカー)