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ロナウジーニョを「猿」呼ばわり…メキシコの地元政治家が差別的発言

2014.09.16

入団会見に臨んだロナウジーニョ(中央)[写真]=LatinContent/Getty Images

 今夏の移籍市場でメキシコ1部リーグのケレタロに移籍した元ブラジル代表FWロナウジーニョ人種差別的な発言を受けたようだ。メキシコメディア『ミネイロ』が伝えている。

 問題となった発言は、メキシコ保守政党の国民行動党に所属するカルロス・マヌエル・トレビノ・ヌニェス氏が、自身のアカウントでフェイスブックに投稿したもの。ヌニェス氏は、12日にメキシコシティでロナウジーニョの入団会見が行われた際、交通渋滞が発生したことを受けて、「私は我慢するよう努めていた。しかし、私はフットボールが嫌いだし、そのために生じる程度の低い現象も嫌いだ。さらに嫌いなのは、人々が道路に溢れかえり、道を封鎖するときだ。私は帰宅するのに2時間もかかった。それを引き起こしたのが“猿”だったとはね。ブラジル人とはいえ“猿”に変わりはない」と、ロナウジーニョを非難するコメントを投稿した。

 同メディアによれば、これらの投稿はすでに削除されているものの、ケレタロはヌニョス氏の発言を問題視し、同氏が「懲戒処分」を科されるべきだと主張。さらに次のような声明文を発表している。

「カルロス・マヌエル・トレビノ・ヌニェス議員のように公職にある人物が、今回のような行動を取ったことはとても悔やまれる。私たちのチームの一員であるロナウジーニョことロナウド・デ・アシス・モレイラを侮辱した問題について、しかるべき所で検証されることを願っている」

(記事/超ワールドサッカー)

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