メキシコ1部リーグのケレタロに所属する元ブラジル代表MFロナウジーニョが17日、国内カップ戦のコパ・MX・ファーストレグ、ティグレス戦でデビューを飾った。しかし同試合でPKを外してしまい、チームも0-1で敗れてしまった。18日付の大手メディア『CBCスポーツ』が報じている。
7月末にアトレチコ・ミネイロを退団後、ロナウジーニョには世界各国のクラブからオファーが届いていた。5日にケレタロ入りが発表され、同選手の華麗なプレーを世界中のファンが待ち望んでいたが、デビュー戦は少々残念な結果となった。
61分、0-1でティグレスにリードされる展開で、同点のチャンスが巡ってきた。MFダニリーニョがペナルティエリアに侵入すると、ティグレスMFギド・ピサロがたまらずファウルを犯し、ケレタロにPKが与えられる。キッカーはもちろんロナウジーニョ。3万5000人の観衆が息を飲んで見守ったが、無情にもボールはバーの遥か上を通り観客席に入った。
同メディアはこの失敗を「まるで1994年のアメリカ・ワールドカップ決勝で元イタリア代表FWロベルト・バッジョが外したPKを彷彿させる軌道だった」と表現。その後、ロナウジーニョは時折華麗なボールタッチで観衆を魅了したが、決定的なチャンスを逃したケレタロが敗れている。
ケレタロは21日メキシコリーグ第9節、アウェーでチーバス・グアダラハラと対戦する。この試合でロナウジーニョの本領発揮となるか注目が集まる。