同点弾でベルギー救ったナインゴラン「代表復帰はローマのおかげ」

ナインゴラン

同点ゴールを決め、チームを救ったナインゴラン [写真]=Anadolu Agency/Getty Images

 ユーロ2016予選グループB第3節が13日に行われ、ベルギー代表はアウェーでボスニア・ヘルツェゴビナ代表と対戦し、1-1で引き分けた。この試合でゴールを決めたベルギー代表のローマ所属MFラジャ・ナインゴランが試合後のインタビューに応えている。

 ブラジル・ワールドカップ出場国同士となった一戦は、序盤からベルギーがチャンスを作ったが得点出来ずにいると、28分にFWエディン・ジェコに決められ0-1で前半を折り返した。しかし51分、右サイドを突破したDFトビー・アルデルヴァイレルトがグラウンダーのクロスを上げると、走り込んだナインゴランが豪快に右足を振り抜き同点ゴールを決めた。

 同点弾を決めたナイゴランは、ゴールを振り返り「少し幸運だったと思う。決まるとは思わなかった。でもシュートを打たない人間は、ゴールを奪えない」と、シュートがMFアネル・ハジッチの足をかすめたことが得点に繋がった要因であるとしつつも、積極的な姿勢が重要だと主張している。

 今シーズン同選手は、ローマの公式戦8試合すべてに先発出場している。代表復帰について「代表に復帰したことは、ローマでのプレーが必要不可欠なものだった。ローマでもゴールは狙っている。これまで1点半を獲っているからね。半分というのは、オウンゴールだったからさ。ローマでは評価できるプレーができている」と好調なクラブでのプレーぶりが評価されたと推測した。

 今夏に行われたブラジルW杯では、惜しくもメンバー入りを逃したナインゴランは「もし、ワールドカップがこれからすぐに行われていたのならば、自分は確実に23人のメンバーに入っていただろう」と改めて落選を悔やんでいる。

 第1節のイスラエル代表戦が対戦国の安全上の問題で、2015年3月に延期され、消化試合が一試合少ないベルギー代表は、2試合を終えて1勝1分の3位となった。

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