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エボラ熱で中止危機のアフリカ選手権…南アフリカもホストを拒否

2014.10.21

南アフリカのスポーツ大臣を務めるムバルラ氏 [写真]=Getty Images

 南アフリカは、ホスト国のモロッコに代わって第30回アフリカ・ネーションズカップを開催することを拒否したと、イギリスメディア『BBC』が報じている。

 アフリカ西部で猛威をふるっているエボラ出血熱の影響で、ホスト国であるモロッコが同大会の延期をアフリカサッカー連盟(CAF)に要請。それを受けてCAFが、南アフリカに開催を打診したが、同国のスポーツ省、フィキレ・ムバルラ大臣は、開催不可能との考えを示している。

 ムバルラ大臣は「私ははっきりと、そして断固として開催は無理だと主張できる」と断言。「我々の予算では無理だし、完全に不可能なことだ」とコメントし開催の打診を拒否している。

 アフリカナンバーワンの国を争い、2年に1度開催されているアフリカ・ネーションズカップ。今大会は北アフリカのモロッコで、2015年1月17日から2月7日までの期間に行われる予定だが、今年にはいって爆発的な流行をみせているエボラ出血熱により、中止の危機に陥っている。

 エボラ出血熱は主に、リベリア、ギニア、シエラレオネ、ナイジェリアの4カ国はで流行。アフリカ各国は被害の拡大に努めているが、今までで約4500人もの死者を出している。

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