スイス・カップ3回戦が29日に行われ、2部リーグ所属のFCヴォーレンと日本代表FW柿谷曜一朗が所属するバーゼルが対戦。柿谷は先発出場を果たした。
敵地での一戦に臨んだバーゼルは、開始10分に先制点を奪う。決めたのは柿谷だった。右サイド深くからのクロスに反応すると、ファーサイドで後方に下がりながらジャンプすると、右足でうまく合わせてバイシクルシュートを沈めた。
柿谷の鮮やかな先制弾で1点をリードしたバーゼルは、15分に同点に追いつかれる。しかし41分、柿谷が今度はアシストで得点を演出。ショートカウンターからセンターサークル内でボールを受けると、ゴール前へスルーパスを供給する。最終ラインの背後へ抜け出したジオヴァンニ・シオが左足ダイレクトで落ち着いて1対1を制し、バーゼルが勝ち越しに成功した。
2-1で迎えた後半は、スコアが動かないまま推移。柿谷は74分に途中交代した。バーゼルは終了間際に勝利を決定づける3点目を奪い、試合は3-1で終了。柿谷が1ゴール1アシストの活躍を見せて勝利に貢献し、バーゼルが4回戦へ駒を進めた。
【得点者】
0-1 10分 柿谷曜一朗(バーゼル)
1-1 15分 メルギム・ブラヒミ(FCヴォーレン)
1-2 41分 ジオヴァンニ・シオ(バーゼル)
1-3 90分 ブリール・エンボロ(バーゼル)