セルティックのブルガリア代表MFトネフが差別行為で7試合の出場停止

トネフ

2日のELディナモ・ザグレブ戦に出場したMFトネフ  [写真]=Getty Images

 スコティッシュ・プレミアリーグに属するセルティックのブルガリア代表MFアレクサンダル・トネフが差別行為で7試合の出場停止処分を下されたと、イギリスメディア『BBC』が報じている。

 セルティックは9月13日に行われたリーグ第5節のアバディーン戦で2-1の勝利。しかし、同試合でトネフがアバディーン所属のイングランド人DFシャローム・ローガンに対し差別行為を行ったとして、スコットランドサッカー協会(SFA)は30日に、7試合の出場停止処分を決定した。

 これに対しセルティックはクラブ公式サイトで「人種差別はフットボールにあるべきものではない。クラブとして、どのような形であれ、差別行為には絶対反対である」と差別反対を主張。「これはとても残念なケースだ。クラブはアレクサンダルの説明をうけて、差別発言はしておらず、人種差別者ではないとの主張を受け入れました」と同選手から事実確認をし、その結果「この決断に対して失望しています。アレクサンドルは不服申し立てを行うことを固めました」との声明を発表した。

 この決定には5日間の猶予があり、31日までにセルティックが不服申し立てを手続を行えば、トネフは11月1日に行われるリーグ第11節のインヴァネス戦に出場可能だと、同メディアは伝えている。

 24歳のトネフは、今夏にアストン・ヴィラからセルティックにレンタル移籍。今シーズンはここまで、リーグ戦10試合中4試合に出場している。

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