先月のEURO予選で代表復帰を果たしたティアゴ [写真]=Getty Images
この夏のFIFAワールドカップでのグループリーグ敗退を受け、先月に始まったEURO(欧州選手権)予選では多くのベテラン選手が復帰したポルトガル代表。その中の1人であるアトレティコ・マドリードのMFティアゴ・メンデスが、4年振りとなる代表復帰を喜んだ。
ポルトガル代表は現在、現地14日のアルメニア代表とのEURO予選および現地18日のアルゼンチン代表との国際親善試合に向けた合宿を行っているが、ティアゴはベテランの力が再評価されたことに満足すると同時に、チームの団結力に手応えを示した。
「僕らの世代に再び注目してくれるのは幸せなことだ。今回の代表にはこれまで長いこと招集を外れていた選手が何人も戻ってきたが、皆が調和をもって物事に取り組んでいるので、チームの雰囲気はとても良い」
ティアゴは一方、パウロ・ベント前監督からフェルナンド・サントス新監督へとバトンタッチしたチームにおいて、自身の役割は現時点では流動的であることを説明した。
「アトレティコ・マドリードは4-4-2のシステムを採用しているため、僕はディフェンシブMFもしくはセントラルMFの役割を担っているが、どちらのポジションでも快適にプレーできている。一方、ポルトガル代表は現在、様々なメンバーやシステムを試しているところで、サントス監督はまだチームを完全には固めていない」
今回のEURO予選では、第1節ではホームでアルバニア代表に0-1でよもやの黒星を喫したものの、第2節ではアウェーでデンマーク代表に1-0で白星を収め、グループIで首位から1ポイント差の3位につけているポルトガル代表。ティアゴは、ホームに格下のアルメニア代表を迎える一戦に向けて気を引き締めた。
「現代のフットボールにおいて易しい試合は存在せず、あらゆる事が起こり得る。アルメニアに苦戦する展開は避けたいので、早めに先取点を取って優位に試合を進めたい。そのためには、キックオフから最大限の集中力をもって戦わなければならない」