コパ・ド・ブラジウを制したアトレチコ・ミネイロのメンバー [写真]=Getty Images
11月26日に行われたコパ・ド・ブラジウ(ブラジル国内カップ戦)の決勝セカンドレグ。ミナス・ジェライス州の州都ベロ・オリゾンテで行われたクラシコ、クルゼイロとアトレチコ・ミネイロの対戦は、ブラジル代表FWジエゴ・タルデッリのゴールで先制したアトレチコ・ミネイロが勝利を収めて優勝した。
序盤はクルゼイロが前がかりに攻めた。一方、ファーストレグを2-0で勝っているアトレチコ・ミネイロは少しずつ盛り返すと、前半のアディショナルタイムに先制。コーナーキックのこぼれ球を拾ってヘスス・ダトロが上げたクロスに、ジエゴ・タルデッリが頭で合わせてゴールに沈めた。
クルゼイロは後半の45分間で4点取らなければならない状況に陥る。クルゼイロは4バックを崩して元ブラジル代表FWジュリオ・バチスタを投入するなど攻撃の枚数を増やして攻めたが、チャンスを作ってもゴールを奪えず。84分にダゴベルトを倒したレアンドロ・ドニゼッチにレッドカードが出されると、選手同士の小競り合いが勃発して武装警官が介入する騒ぎも起こった。
後半のアディショナルタイムは設けられずに試合終了。クルゼイロは三冠達成ならず、ミナス・ジェライス州選手権とブラジレイロンの二冠に留まった。そして優勝したアトレチコ・ミネイロは、来年のコパ・リベルタドーレス出場権を獲得している。
アトレチコ・ミネイロは1971年に開幕したブラジル全国選手権での優勝を最後に、ブラジル国内における全国規模の大会で優勝から遠ざかっていた。(ミナス・ジェライス州選手権は除く)。43年ぶりにブラジル全国区でタイトルを手にした喜びを、アトレチコ・ミネイロの選手や監督、サポーターたちは噛みしめているようだった。
(記事/Cartao Amarelo)
【スコア】
クルゼイロ 0-1 アトレチコ・ミネイロ
【得点者】
0-1 45分 ジエゴ・タルデッリ(アトレチコ・ミネイロ)