試合情報以外を掲載しなかったブラジル地元紙。 写真は@danielmresendeのキャプチャー
ブラジル、ミナス・ジェライス州の州都ベロ・オリゾンテの地元紙『エスタド・ジ・ミナス』が26日、同日に行われたコパ・ド・ブラジウ(ブラジル国内カップ戦)決勝戦のプレビューのみを掲載したことがツイッターなどのSNS上で話題となっている。
ベロ・オリゾンテと言えば、今夏に行われたブラジル・ワールドカップで、開催国ブラジルがドイツに1-7の歴史的大敗を喫した悲劇の地として知られている。そんな悲劇の地で、アトレチコ・ミネイロとクルゼイロの試合が行われた。
カップ戦の決勝で地元対決という夢のカードが実現したため、ブラジルW杯以来の熱気を帯びた現地では、地元紙もそれに乗じる形をとり、同試合の情報のみを掲載。それ以外の政治、経済、社会欄には「Bla Bla Bla=なんとかかんとか」という重要ではない内容を省略するときに使う用語で埋め尽くされた。
試合は、昨年セレッソ大阪を退任したレヴィ・クルピ監督率いるアトレチコ・ミネイロが、ブラジル代表FWジエゴ・タルデッリのゴールで1-0と勝利し、2戦合計3-0で初優勝の栄冠に輝いている。