義理の弟バロテッリ(左)を擁護するマルティンス(右) [写真]=Liverpool FC via Getty Images
インテルなどでプレーし、現在はMLSのシアトル・サウンダーズでプレーする元ナイジェリア代表FWオバフェミ・マルティンスが、批判にさらされている義理の弟、リヴァプール所属のイタリア代表FWマリオ・バロテッリを擁護する発言をした。2日付のイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』がコメントを伝えている。
マルティンスとバロテッリは、インテルでともにプレーすることは無かったが、マルティンスは2013年にバロテッリの姉であるアビゲイル・バルウアーとの間に長男をもうけた後に結婚。バロテッリとマルティンスは義理の兄弟関係になっていた。
今シーズン、義理の弟であるバロテッリはリーグ戦9試合に出場。しかし、いまだ無得点と苦しみ、公私ともに批判の標的にされている。この状況についてマルティンスは「彼のような有名人は、何も悪いことをしていなくても批判される。彼は偉大な選手であるし、そっとしておくべきだ」と語り、同選手が本来の力を取り戻すためにも静観するべきだと主張している。
続けて「彼が何かをすれば、全て誇張して報道されている。彼はいいヤツだし、少なくとも悪いヤツじゃない」と述べ、バロテッリの一挙手一投足が大げさに報じられていることに対し疑問を投げかけた。
2002年にインテルでセリエAデビューを果たしたマルティンスは、当時18歳ながら爆発的なスピードを武器に活躍を見せ、大きな注目を浴びた。2006年にはニューカッスルへと移籍し、その後ヴォルフスブルク、ルビン・カザン、バーミンガム、レバンテなどを転々とし、2013年からはシアトル・サウンダーズでプレーしている。今シーズンは、31試合で17ゴールを決め、MLSのMVP候補にも挙げられている。