記者会見で現役引退を表明したアビダル [写真]=Getty Images
オリンピアコス所属の元フランス代表DFエリック・アビダルが現役引退を表明した。『UEFA.com』が伝えている。
アビダルは記者会見を開き、「個人的な事情によって、引退する決意を固めたことを正式に発表する」と表明。自身のキャリアを振り返って、以下のようにコメントした。
「一流のサッカー選手であれば皆がそうであるように、キャリアを通して、時期の見極めの正しさを証明してきた。人生の新しい章へ移るべき時が来たんだ。この数カ月間での支援に対し、オリンピアコスに感謝したい。また、これまで指導してくれた全ての監督、子供の頃から面倒を見てくれた全ての医療チームにも感謝したい。在籍した全てのクラブにも感謝している。生涯胸に残る、忘れられない経験をさせてもらった」
アビダルは1979年生まれの35歳。モナコの下部組織出身で、トップチーム昇格後は2002年までプレーした。以降はリールやリヨンを渡り歩き、2007年にはバルセロナへ移籍。2011年に肝臓に腫瘍が見つかり、摘出手術を余儀なくされて離脱を強いられた。2012年にも手術で戦列を離れたが、翌2013年に復帰。同年5月にモナコへ移籍し、今シーズンはオリンピアコスに所属していた。
なお、アビダルは今後について、「バルセロナから育成関連の仕事のオファーがあった。今日まで契約していたオリンピアコスからもオファーをもらっている」と明かしたうえで、「これから数週間はゆっくり休んで、家族との時間を楽しみたいね。それから自分の将来について決めるつもりだよ」と話した。