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ダウン症の男の子が1月のスコットランド月間最優秀ゴール賞に輝く

2015.02.21

サマラスの代わりにスペイン紙の年間表彰式に出席したジェイくん [写真]=Anadolu Agency/Getty Images

 SPFL(スコティッシュ・プロフェッショナル・フットボールリーグ)は20日、1月の月間最優秀ゴール賞に、セルティックファンであるダウン症のジェイ・ビーティーくんが選出されたと、リーグ公式サイトで発表した。

 セルティックは、1月17日に行われたスコティッシュ・プレミアシップ第22節でハミルトンと対戦。10歳のジェイくんは、同試合のハーフタイムにピッチへ登場し、セルティックサポーターが見守る前でPKを蹴り、見事ゴールを決めていた。

 月間最優秀ゴール賞は、ノミネートされた10ゴールの中からファンの投票で選出される。ジェイくんのゴールは97パーセントという記録的な大差で選ばれた。

 同ゴール賞の発表には、ジェイくんが大好きなギリシャ代表FWゲオルギオス・サマラスも一役買っている。2008年から2014年までセルティックで活躍し、今年2月にサウジアラビアのアル・ヒラルに移籍をしたサマラスは、動画で「ジェイくん、僕のようにゴールを決めた君の姿を見れたのは素晴らしいことだ。君が月間最優秀ゴール賞に輝いたことを発表できてとても嬉しいよ。よくやったね。素晴らしい偉業だよ。君に会えなくて寂しい。近いうちに会えることを願っているよ」とのメッセージを送り、同賞の発表をした。

 ジェイくんの受賞に、父親であるマーティン・ビーティーさんは、「多くの人が夢をかなえられるわけではないが、ジェイは夢を実現している。この受賞を実現させてくれた全ての人に感謝します。私たちはとても誇りに思っています」とコメントしている。
 

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