フィラデルフィア・ユニオン時代のアドゥー(2012年) [写真]=Getty Images
現在無所属の元アメリカ代表FWフレディ・アドゥーが、スウェーデンのクラブと契約を結ぶ可能性が浮上した。27日付のスウェーデンメディア『fotbollskanalen.se.』が報じている。
2004年、当時14歳にしてアメリカのMLS(メジャー・リーグ・サッカー)でプロデビューを果たしたアドゥーは、「ペレの再来」や「神童」と評され、世界中から注目を集めた。
17歳でポルトガルの強豪ベンフィカに移籍し、そのまま順調にステップを踏むことを期待されていたが、その後は7クラブを転々とすることに。昨年12月には当時所属していたヤゴディナ(セルビア1部)との契約を打ち切られ、無所属となっている。
サッカー選手としての職を失ったアドゥーは、母国アメリカに戻り地元ワシントンDCにあるナイトクラブでイベントを主催。これが世界各国で報じられ、「サッカー界の元神童が、現在はナイトクラブのプロモーターに成り下がった」と伝えられた。さらに、2015年からスウェーデン1部リーグに参加するGIF スンツヴァルからは契約を断られた模様だ。
しかし、同選手の代理人を務めるデニス・セレビック氏は「10日以内に契約を決めることが出来るだろう。クラブの名前を出すことは出来ないんだ。でもスカンディナヴィア半島のクラブだよ」と、北欧リーグのクラブと契約間近であることを明かし、「フレディには常にMLSでの選択肢がある。でも彼は今お金のことを考えていないんだ。彼はトップリーグでプレーし、代表に戻ることを望んでいるんだ。スカンディナヴィアのクラブはいいステップになると思うよ」と、アドゥーが選手としての地位を取り戻すためにも、北欧でのプレーがいい機会になると推測している。
最後に、それはスウェーデンのクラブかと問われると「そうさ。スウェーデンのクラブだよ。でもこれ以上は言えないね」と、スウェーデンのクラブと交渉中であると述べた。