インテルナシオナウに所属するファブリシオ [写真]=Getty Images
1日に行われたブラジルのリオグランデ・ド・スル州選手権、インテルナシオナルvsイピランガで、インテルナシオナルのDFファブリシオが侮辱行為で一発退場となる場面があった。イギリス紙『ガーディアン』や『デイリーメール』などが伝えている。
同選手は試合中、味方サポーターからの野次を浴びていたが、左サイドの敵陣でボールを持った際、我慢の限界に達したのか、プレーを止める。すると、観客席に向かって両手の中指を立てるジェスチャーを行った。これに観客も興奮。主審はすぐさまファブリシオのもとへ行くと、レッドカードを提示して退場を命じた。
この主審の対応に観客からは大歓声。するとファブリシオは、味方の制止を振り切ってユニフォームをその場で脱ぎ捨てると、「出ていく。俺は出ていく」と言い残してピッチを後にしている。
ブラジルメディア『O GLOBO』は、クラブの会長が「インテルのシャツは神聖なもの」と話し、処分が決まるまで謹慎させると発言したと伝え、同僚の元ブラジル代表DFフアンも「彼は感情的な人間なんだ。間違ったことをしてしまったのだから、謝罪しなければならない」とコメントしている。