河田篤秀の一撃でアルビレックス新潟シンガポールが3連勝
2015Sリーグ(シンガポールリーグ)第5節が3日に行われ、アルビレックス新潟シンガポールとハリマウ・ムダが対戦した。
前節今季初の連勝を挙げたアルビレックス新潟シンガポールは今節も前半から積極的に攻勢に出る。
4分には前線でボールを奪った河田篤秀が右足で遠目から早速ゴールを狙う。直後の6分には木暮郁哉のCKに河田篤秀頭が頭で合わせるも、これは相手DFに防がれてしまう。その後は徐々に相手にペースを握られ、35分にはCKのこぼれ球を中盤で拾われると右サイドを突破され決定機を許してしまう。しかし、相手のシュートはゴール左へ流れ、事なきを得る。
前半終了間際の43分、左サイドの井畑翔太郎の左足クロスを逆サイドで多木理音が折り返す、最後はゴール前で河田篤秀が右足で思い切り良くシュートを狙ったが、相手GKに防がれる。互いに決定機を決め切ることができず、スコアレスで前半を終えた。
後半も序盤から攻めこむと56分、右サイドをドリブルで突破した河田篤秀のクロスに木暮郁哉が右足で合わせるも相手GKの好セーブで得点を奪うことができない。一方、59分には、DFラインの裏を取られると野澤洋輔の頭上を越えるシュートを放たれてしまうが何とか野澤が右手指先でシュートコースを変えてピンチを切り抜ける。均衡を破りたい新潟Sは61分、井畑翔太郎に代えて長崎健人を投入し、攻撃の活性化を図る。
65分、待望の先制点が生まれる。左サイドをオーバーラップした山田樹が左足でクロスをあげるとニアに飛び込んだ木暮郁哉がこれをスルー、最後はゴール前に飛び込んだ河田篤秀が左足で決めて先制ゴール、ついにリードを奪うことに成功する。
70分には相手の強烈なミドルシュートがクロスバーを弾きゴールを脅かされるも、その後は熊田瑠偉、松谷龍紀と交代枠を使いきり全員で守り抜き試合終了。3試合連続の完封で今季初の3連勝、暫定首位(4月3日現在)に浮上した。
次節、アルビレックス新潟シンガポールはホームでゲイラン・インターナショナルと対戦する。
【スコア】
ハリマウ・ムダ 0-1 アルビレックス新潟シンガポール
【得点者】
0-1 65分 河田篤秀(アルビレックス新潟シンガポール)