オーストリア・ブンデスリーガ第30節が25日に行われ、FW南野拓実の所属するザルツブルクとSVリートが対戦した。南野はベンチスタートとなっている。
試合は序盤からザルツブルクが主導権を握った。15分、左サイドからマルセル・ザビツァーがクロスを上げると、ゴール前のナビ・ケイタがこれを合わせる。ボールはクロスバーに当たりながらもゴールに吸い込まれ、ザルツブルクが先制点を奪った。ケイタにとっては今シーズンのリーグ戦5得点目となった。
さらに前半終了間際の40分、先制点を挙げたケイタがスルーパスを出すと、抜け出したジョナタン・ソリアーノが落ち着いて決め、ザルツブルクが前半の内に2点のリードを奪った。
ハーフタイムを挟み、やや勢いに陰りが見えてきたザルツブルク。68分にヴァレンティーノ・ラザロを下げて南野を投入し、追加点を狙いに行く。
しかし直後の72分、SVリートのユリウス・ペルシュタラーが1点を返し、反撃に出る。
点差を縮められたザルツブルク。81分、右サイドからの攻撃に中央で南野が絡みチャンスを広げると、最後はジョナタン・ソリアーノが得点機を迎えたが、ボールはゴール右に外れ、追加点を奪うことはできなかった。
その後試合は動かず2-1でザルツブルクが勝利。ザルツブルクは勝ち点3を積み上げ首位をキープしている。南野に得点は生まれなかったが、68分から3試合ぶりの出場を果たした。
次節、ザルツブルクは敵地でSVグレーディヒと対戦する。
【スコア】
ザルツブルク 2-1 SVリート
【得点者】
1-0 ナビ・ケイタ(ザルツブルク)
2-0 ジョナタン・ソリアーノ(ザルツブルク)
2-1 ユリウス・ペルシュタラー(SVリート)