ロケレンに所属するDFメルテンス [写真]=EuroFootball/Getty Images
ジュピラーリーグ(ベルギー1部リーグ)のスポルティング・ロケレンに所属するベルギー人DFグレゴリー・メルテンスが、試合中に突然ピッチに倒れこみ、心肺停止となった。ベルギー紙『HLN』が27日に報じてる。
メルテンスは、27日にアウェーで行われたロケレンとゲンクのリザーブチームの対戦に出場。しかし、開始25分に突然ピッチに倒れこんでいた。同選手は心肺停止状態となっており、クラブドクターによって、心肺蘇生が行われ、その後ピッチまで入ってきた救急車によって病院に運ばれている。なお、同紙はメルテンスが「現在も病院で昏睡状態が続いてる」と伝えている。
ゲンクの広報担当者は、「試合が止められて、主審が様子を見に行くと、とても深刻そうで、すぐにベンチに合図を送っていた。すると、ロッカールームから除細動器が持ちだされ、クラブドクターによって心肺蘇生が行われた。その一方で、救急車も呼ばれており、警察の先導のおかげでスムーズにことが進んでいたよ」と状況を説明している。そして、「良いニュースが来ることを願っている」と同選手の無事を祈った。
現在24歳のメルテンスは、2011年にサークル・ブルージュでデビューし、2014年からロケレンに加入。今シーズンはリーグ戦で15試合に出場し、ヨーロッパリーグ(EL)でも3試合に出場していた。
なお、ロケレンのスポーツディレクターを務めるウィリー・レインダース氏は、「メルテンスは過去に、心臓の問題は一切なかった。今シーズンのはじめにも、ELのためにUEFA(欧州サッカー連盟)が全選手に検査を要求するが、その時も何も問題はなかった」とコメントしている。