リーベル戦でのゴールに喜ぶボカ・メンバー [写真]=LatinContent/Getty Images
5月2〜4日に行われたアルゼンチン1部リーグの第11節。首都ブエノスアイレスで行われたスーペルクラシコ、ボカ・ジュニアーズとリーベル・プレートの対戦は、終盤にゴールを重ねたボカが宿敵を倒して首位を堅守した。
ボカは7分に波状攻撃を仕掛けてウルグアイ代表MFニコラス・ロデイロがこぼれ球に反応したが、シュートは相手にブロックされた。その2分後にはイタリア代表FWパブロ・オスヴァルドが右足でゴール右隅を狙ったが、ボールはポストを直撃してしまいゴールは未遂に終わった。
押され気味だったリーベルにも前半にビッグチャンスはあったが、34分にカウンターからカルロス・サンチェスが放ったミドルシュートは、クロスバーを直撃してしまいノーゴールに終わった。
0-0で迎えた後半、リーベルは61分にアリエル・ロハスが左足でゴールを狙ったが、わずかに枠外に逸れてしまう。対するボカのアルアバレーナ監督は、その直後に3トップを2トップにして中盤にアルゼンチン代表MFフェルナンド・ガゴを投入。すると両チームともに選手交代をさせて試合の活性化を図った。
最初のゴールは84分、右サイドから折り返されたボールをオスヴァルド、ロデイロとつないでファーサイドへ運ぶと、最後はクリスティアーノ・パボンが右足でゴールに蹴り込んだ。待望の先制点が生まれると、ボケンセ(ボカサポーター)で埋め尽くされたスタンドからは地鳴りのような大歓声が轟いた。
87分には中央突破を試みたパブロ・ペレスが相手の最終ラインを引きつけてヒールキックで最終ラインの裏へボールを送ると、ロデイロがキーパーと1対1になりシュート。これは飛び出したキーパーが身を挺して阻んだが、こぼれ球を拾ったパブロ・ペレスがゴールへ流し込んでボカが勝利を収めた。
(記事/Cartao Amarelo)