アルビレックス新潟シンガポールはタンピネスとスコアレスドローで無敗記録を8試合に伸ばした
2015Sリーグ(シンガポールリーグ)第10節が6日に行われ、アルビレックス新潟シンガポールとタンピネス・ローバーズが対戦した。7試合連続の無敗で暫定首位に立つアルビレックス新潟シンガポールは、開幕戦で黒星を喫したタンピネス相手に雪辱を目指す。
開始3分、左サイドを突破されクロスを許すと、ノーマークの相手FWにフリーでシュートを許してしまう。しかし、相手のシュートはゴール右に外れての失点を免れる。14分、稲葉旬が左サイドへ展開すると、河田篤秀がドリブルで突破。ゴール前で相手をかわしてシュートを放つがこれはゴールバーを越えてしまう。
21分にはゴール正面やや距離のある位置で河田篤秀が長崎健人とのパス交換からミドルシュートを放つ。相手GKが1歩も動けないほど強烈な一撃だったが、わずかにゴール右に逸れてゴールを奪うことはできない。
29分、右サイドからのクロスのこぼれ球を拾った相手選手が距離のある位置からボレーシュート。意表を突かれてしまったが野澤洋輔がしっかり反応して弾き出す。33分には左サイドでボールを受けた河田篤秀が力強いドリブル、相手に当たられながらも突き進みシュート。枠を外してしまうが迫力あるプレーで反撃に出る。一進一退の攻防戦は互いに譲らずスコアレスで前半を終えた。
後半開始早々の48分、アルビレックス新潟シンガポールは決定機を迎える。裏に飛び出した熊田瑠偉にボールが渡るとそのまま持ち込み右足でシュート。相手GKに弾かれたボールを井畑翔太郎が左足で狙うが、相手DFに阻まれてしまう。50分には右サイドから中に切れ込んできた相手に狙いすましたシュートを許してしまうが、ゴール左上に飛んだボールを野澤洋輔が左手で弾き出し逃れる。抜群の反応でチームを救う。
59分、右サイドからのクロスを合わされてしまうが相手FWの放ったヘディングシュートは野澤洋輔が再び落ち着いたセーブでゴールを許さない。81分、左サイドでボールを受けた途中出場の多木理音が相手をかわしてペナルティエリア内に進入すると、そのまま右足で強烈なシュート。決まったかに思われたが、サイドネットの外側でゴールならず。アディショナルタイムの3分も、そのまま経過して0-0で試合終了。お互い攻めながらもフィニッシュの精度を欠き、スコアレスドローで終わった。
アルビレックス新潟シンガポールは、連続無敗試合数を8に伸ばし暫定首位をキープしたが、開幕戦で敗戦を喫した相手に雪辱を晴らすことはできなかった。次節、アルビレックス新潟シンガポールは、ホームでブルネイDPMMと対戦する。
【スコア】
タンピネス・ローバーズ 0-0 アルビレックス新潟シンガポール
【得点者】
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