カイザー・チーフスのファン(写真は1月のもの) [写真]=Anadolu Agency/Getty Images
南アフリカ・プレミアリーグ最終節が9日に行なわれ、カイザー・チーフスはアウェーでチッパ・ユナイテッドと対戦し、2-0で勝利した。試合後、2シーズンぶり12度目のリーグ優勝を決めていたカイザー・チーフスを祝おうとして大量のファンがピッチに乱入。その中で観客1名が射殺されていたことが明らかになった。9日付のイギリスメディア『ITV NEWS』が報じている。
優勝の祝賀ムードが一転して悪夢に変わった。2010年の南アフリカ・ワールドカップでも会場の一つとなったネルソン・マンデラ・ベイは、4月22日に優勝を決めていたカイザー・チーフスを祝うために訪れた満員の観衆で埋め尽くされていた。
2-0で試合終了を迎えると、大量のファンがピッチに押し寄せ混乱が発生。そして、その中で悲劇が起きてしまったようだ。警察の広報担当者ヨハン・リーダー氏によると、ピッチの上で身元不明の男が警察から拳銃を奪おうとして、その場面で発砲があったという。
しかし、現状はまだ事件解決に至っておらず、容疑者は捕まっていない模様だ。
なお、この事件については、南アフリカ・プレミアリーグのCEOを務めるブラーム・ドゥ・ヴィリエ氏も認めているようで、試合同日に予定されていた優勝セレモニーは延期されている。