人種差別監視システム発表イベントに出席したY・トゥーレ(右端)[写真]=FIFA via Getty Images
FIFA(国際サッカー連盟)は、ロシア・ワールドカップ予選で導入する「人種差別監視システム」の発表イベントを12日に行った。同イベントにマンチェスター・C所属のコートジボワール代表MFヤヤ・トゥーレが出席している。
Y・トゥーレは2013-14シーズンのチャンピオンズリーグ・グループステージでCSKAモスクワと対戦した際、相手サポーターから人種差別の内容を含んだチャントを歌われたと主張し、「非常に重要な問題だ。もし状況が変わらなければ、ロシア・ワールドカップに僕たちは参加しない」と、2018年に行われるロシア・ワールドカップをボイコットする姿勢も見せていた。
イベントに出席したY・トゥーレは「非常に満足しているよ。FIFAがこの問題をとても深刻に捉え、反スポーツ的な行動を止めるための具体的な基準を設けてくれた」と、コメントした。
昨夏、同選手は誕生日を祝われなかったことを理由に移籍を示唆し、大きな話題を呼んでいた。13日に誕生日を迎えるY・トゥーレはイベント終了後、自身の公式ツイッターに「僕の誕生日の願いは、皆で一緒に人種差別に立ち向かうことだよ」と、投稿している。