レアルのBチームで監督を務めるジダン氏 [写真]=Getty Images
レアル・マドリードのBチームを率いているジネディーヌ・ジダン氏の次男であり、現在はフベニルB(U-18のカテゴリー)でプレーしているGKルカ・ジダンが、母国フランスをU-17欧州選手権決勝に導く大活躍を見せた。
現地19日に行われた同大会準決勝、U-17ベルギー代表と対戦したU-17フランス代表は、両者譲らず1-1のまま突入したPK戦を2-1で制して決勝に進出。正守護神を務めるルカはPK5本のうち4本を制圧してチームの救世主となった。
5本のうち2本目のみ成功させたU-17ベルギー代表を、3本目および5本目を成功させたU-17フランス代表が逆転で下したPK戦。1本目および3本目を止めたルカは、相手の失敗を受けて自らキッカーを務めた4本目は“パネンカ”(GKが飛んだ瞬間、ゴール正面にチップキックを流し込むPK)でミスしたものの、5本目をセーブして戦いに終止符を打った。
これにより11大会振り2度目の優勝に王手を掛けたU-17フランス代表は、もう一方の準決勝でU-17ロシア代表を1-0で下したU-17ドイツ代表と、22日に行われる決勝で対戦する。準決勝のPK戦で強心臓振りを見せたルカには、チームにタイトルをもたらすビッグセーブに期待が掛かる。