フィーゴ氏からコメントを受けたマラドーナ氏 [写真]=Getty Images for Soccerex
先のFIFA会長選に立候補しながらも直前に辞退した元ポルトガル代表MFルイス・フィーゴ氏が、元アルゼンチン代表監督のディエゴ・マラドーナ氏に言及した。
現役時代にバルセロナやレアル・マドリードなど欧州の第一線で輝かしいキャリアを残したフィーゴ氏は、先のFIFA会長選に立候補していたものの「偽善者だらけ」と選挙の不透明性を理由に1週間前に突然辞退を表明。さらにはそこでゼップ・ブラッター会長(当時)を批判したことも世間の注目を集めた。
フィーゴ氏は、“サッカー選手の先輩”としてのマラドーナ氏を絶賛しつつも、引退後に各方面でお騒がせのマラドーナ氏については皮肉交じりのコメントを残している。
「現役時代のディエゴ・マラドーナは非常に素晴らしい選手だったし、サッカー史を紐解いても最高の選手の一人に位置づけられる偉人だ。それは確信しているが、ただ引退を境に彼は大きく変わってしまった印象が強いし、私の中で現役時代のマラドーナと引退後のマラドーナは別人だと認識している」
「アメリカのテレビ番組でマラドーナはFIFA会長選に際して私を推薦するなどと言ったようだが、引退後に変わってしまった人の言葉は信用できない」
事実、マラドーナは先のFIFA会長選でもヨルダンのアル・フセイン王子を支持する意向を表明していた。この事実がフィーゴを疑心暗鬼に陥らせていると推測されている。
(記事/Cartao Amarelo)